多汗症の人は汗の量が、普通の人より多く、正常であれば汗をかく必要のない場面で汗を大量にかく症状です。基本的に、汗の量の多さは個人差があり、何リットル汗をかけば多汗症であるという判断は困難です。
普通に生活をしていれば、運動後や食事後では体温が上昇し、元に戻ろうと体温調節が行われて汗を大量にかきますが、多汗症の場合は、特に体温調節が必要のなくても、大量に汗をかいてしまう病気です。多汗症になる原因は、緊張や不安などの精神的ストレスによって自律神経の働きが乱れて、汗腺の働きが活発化して大量に発汗してしまいます。多汗症の汗をかく場所は、腋をはじめ手のひらや、足の裏、顔など全身から発汗が見られるのが特徴です。
腋臭の臭いの原因は、アポクリン汗腺からの分泌液で、皮膚の常在菌が分泌液を分解することで、独特の臭いを発生させています。多汗症はたくさん汗をかくので、汗臭くなりますが、多汗症と腋臭では臭いの発生源が異なるので、多汗症で腋臭のような臭いがする事はありません。
しかし、腋臭の症状も持っている場合は、腋臭のアポクリン腺の分泌液と、多汗症のエクリン腺から大量に分泌された汗が混ざって、独特な臭いが発生することもあります。
多汗症と腋臭は、全く別の病気なので腋臭の手術で、多汗症が治る訳ではありません。多汗症の原因は、汗腺ではなく代謝を促す交感神経にあるので神経科や外科で治療したり、精神的要因を取り除くために心療内科で治療が必要になる事もあります。
スポンサードリンク